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  • 2022.06.13 Monday
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広島の郷土料理「のり汁」

のりやわかめの海草が大好きな私。
以前から行きたいと思っていた広島市水産まつりに初参加、
憧れの郷土料理「のり汁」を頂きました。

のり汁というのは
広島市南区の沿岸部が昔漁村だった頃からの
その地区の郷土料理なのだそうです。
広島生まれの私でもまだ食べたことがなく、
一度は食べてみたいと思っていました。

三角州でのりや牡蠣の養殖に向いた干潟が多い広島。
1650年万治年間に本浦(ほんうら、現在の南区本浦)の長三郎が
のり養殖を始めました。その後仁保(にほ、南区仁保)の人が
干しのりを初めて藩主に献上、
広島藩主が仁保ののりを献上したのだそうです。
寛保年間には大河(おおこう、南区大河)で、
宝暦年間には江波(えば、西区江波)でものり養殖が始まり
「広島のり」が名産になったそう。

実は私が小さい頃に西部開発事業といって
この干潟や漁場が埋め立てられて商業団地になり
伝統的のり養殖は大きく減産したため、
私は大人になって広島を出るまで
のりが広島の名産だということを知りませんでした。
染め物の仕事で京都に居た頃、実家から
「工房の先輩らに分けなさい」とのりが大量に送られて来ました。
先輩らが「広島のりや!!」と大喜びするのを聞いて、
初めてのりが広島の名産なのだと知りました。

会場はその埋め立て地に立つ広島市水産振興センター。
広電の鈴が峰女子大前から海の方向へ、
井口地区と五日市地区を隔てる八幡川沿いに進みます。

カモがたくさん来ています。八幡川河口は
野鳥観察スポットとして有名だそうです。

対岸の弥山がよく見えます。穏やかな瀬戸内海。


会場に到着!すごい人出です。
この時期一番身太りが良い牡蠣料理を食べに来た人も多そう。


海藻コーナー!海藻の香りがふんわり、
萌え〜〜!!


のり汁は各漁村にありますが、
こののり汁は「大河鍋」というのだそうです。


ついに見た!これがのり汁か!!
生のりがいっぱいです。

豆腐と豚三枚肉の具が入って、醤油味のすまし仕立て。
生海苔は意外にも歯ごたえがあって、うまい!

西区井口(いのくち)で養殖されている生わかめを使った
わかめうどん。礒の香りと歯ごたえが絶品!!
乾燥ものとは全然違います。


素晴らしかったです〜〜♪
牡蠣は行列が長くて食べられませんでしたが
(広島人なので家で毎週食べてますが)
チヌ(黒鯛)の刺身の振る舞いがあって美味しく頂きました。
板海苔、干しのり、生海苔と色々な海苔とわかめを格安で買って
家路に就きました。
ふるさとの海の幸をいつまでも大切にしたいものです!

JUGEMテーマ:郷土料理


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